THE CAVITYS / DON'T NEED COMPLEX の発売にあたって今後のIHSR・・・

2016/05/12


このブログ書くのとっても久しぶりです。
ご無沙汰しております!SOULMINE MEGA MART店長 兼 I HATE SMOKE RECORDSの人です。

さんざん告知もしているのでここを見ている方はご存知の通り、2016年5月11日にTHE CAVITYSの1st フルアルバム「DON'T NEED COMPLEX」をIHSRよりリリースさせて頂きました!(やったね〜!)

彼らとの出会いは、昨年の頭より自主にてデモ音源を乱発しまくってた1枚目の名作「 Lamdo Lamdo Lamdo」をフラッとYoutubeで聴いたところから存在を知った覚えがあります。

久々にこのアプローチの仕方に急激に胸が熱くなったというか、ワクワク感が止まらなかったんすよね。
70年代後半のパンクサウンドへの愛は十二分に伝わって来るのは勿論なんですが、約10年前に夢中になったPLAN-IT-X RECORDS周辺の匂いも漂ってきたり、更に遡れば日本ではDiSGUSTEENS, NUTS&MILK、TEENAGE BONEHEADS更に海を渡り遡るとRECESS, LOOKOUT!周辺のPOPPUNK最盛期であったり…こう書いていくとキリがないんですが脈々と続くポップでパンクなサウンドをいいとこ取りで吸収して現在2016年版として出力してる印象に高鳴りを覚えたんすよね〜。

その後もコンスタントに自主デモをドロップし続けるんですが、毎回期待を裏切らない言葉通り「キラー」で「ショート」なサウンド且つ妙にくすぐるクールなアートワークと毎回数量限定の焦らせ感、ライブを観ればお揃いのGジャン姿にすっかりやられてしまいました。

「2016年にこのバンドの作品を後世に残したい!」

と勝手にレーベル熱を滾らせておりまして…。
話は少しそれますが、「レーベルとはなんぞや!」と最近時間ができる度に再考しており、ただ単にかっこいいサウンドを鳴らしてるブツを出すのは勿論だと思うんですが、更にそこを深く掘り下げての「サウンドと共にそのバックボーン・時代背景やその他云々を瞬間真空パック状態にして音楽史記録物として残すか!」というところに着陸し。。。

よく80’s〜90'sのマイナーな7インチものだったりちょっと形状が違う特殊仕様のブツを発掘した際に、アナログコピーで超読みにくいガビガビの文字と写真の紙ぺら1枚のライナーやレビューだったり、レーベルカタログ、ステッカーなんか入ってるだけでワクワクしたもんです。(今も勿論ですが・・・照)
私自身、こういった音以外のプラスαというものにエラく影響を受けたんですよね。

細かくあげるとMUTANT POPのシングルシリーズには毎回裏にバンドのレビューが書いてあるんですが、それも読めもしないのに一生懸命訳したり、THANKS欄を見ると意外な交友関係があったり…ひと昔前(当時2006年程でしょうか)にTEENAGE BONEHEADSの7インチに入っていたレーベルカタログにはFAX番号か現金書留送付用の住所しか書いてなかったんですが(発売当時は勿論メールなんてありゃしません。)思い切ってFAXを送ってみると返信がきて、そこでTBのTシャツやらCIGARETTEMANのポロシャツ(!!)など買ったり。。。(これは本当ビックリしたもんです。)
などなど音以外にも色々な要素でそのバンドの身の回りや時代背景に触れることでひたすらテンションが上ったもんです。

とまあ何が言いたいかのかというと、「レーベルとしてどうやって後世にこの時代の音楽史、空気感を伝えテンションを上げていただくか!?」といった考えの下、結論に至ったのは、

「作品ごとにそのバンドの特集を盛り込もう!」

という案に至ったわけです。そのバンドが好きでCD買ってくれたなら色々知って更に好きにしちゃうぞ、と。
最近はCDを買っても「歌詞、クレジット、アートワーク」のみのものが多すぎてはっきりいって退屈‥、今やデジタル買っても歌詞/アートワークまで付いてくるしな〜なんて、当レーベル自身もモヤモヤ思いながらもそのスタイルが多かったのわけですが。
ここからスタンダードな部分が大きく変わってることって2000年ぐらいからあまり見ないなぁ〜という印象で・・・最近ではサンクスリストもないから歌詞以外でブックレットを開くことが少なくなったなーっと。
(勿論全くないわけでなく、色々楽しめる内容のものも目にしたり、時折びっしりド濃厚な作品も見かけるんですが・・・笑)

その中でIHSRとしてが2016年にTHE CAVITYSというバンドの存在、活動背景、バックボーンを音と共にどう残すのがいいのか?というところになりまして。
今回は結成して1枚目のデモから5枚目までを周囲の中でもひと際最速ゲット!!!
これは相当なファンであろうと確信していたAnorak citylights の卓さんにインタビューを依頼。
結成からサウンドバックボーン、彼らのホームである武蔵境STATTOからその他色々聞いていただき、それを掲載。そしてTHE CAVITYSのホームとうたう武蔵境STATTOで共に活動しているバンドをメンバーレビュー付きで紹介。
1stアルバムとしてサウンド共に上記内容を見てもらえればTHE CAVITYSがまずどこの何者なのか紹介するのに一番良い塩梅で仕上がったのかなぁと思います!

とまあ長々と書いたわけですが、今後のI HATE SMOKEのリリース作品全タイトル!今すぐにというわけではないですが、まずはCD作品から、そして将来的にはカセット含めこういった形で出来るだけ色々盛り込んで残していきます。

ここで宣言したからにはやらないと、と自身にプレッシャーをかけつつ今手に取ってくれる人が楽しめて、今後2010年代のパンクが好きになった人が更に泥沼にはまれるよう精進してまいります!

とりあえずはTHE CAVITYSの2016年残した作品を宜しくお願い致します〜!

THE CAVITYS / Don't Need Complex [CD]


SOULMINEで購入する
-収録曲-
1.Give You A Ride
2.Sticky Sticky
3.Claw
4.Hold Out One's Hand
5.Chance To Change
6.Mad With Joy
7.Chaotic Trip
8.One's Way
9.Cuts And Bruises
10.You Don't Know My Name
11.Shy Boy
12.Nobody To Love
13.Poor Excuse

-レコ発-